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今年はどんなかんじ?

今年の漢字

今年の漢字

2023年も残り1カ月程度となりました。1年が過ぎるのが、早く感じるのか遅く感じるのかは人それぞれだと思います。今年がどんな漢字で表されるのか気になっている人は、そこそこ多いのではないでしょうか。私は、どんな漢字なのかな?と考えてみるものの、どうしても昨年と同じ漢字が浮かび上がってきてしまいます。

【戦】です。

未だ終わらないウクラナイナでの戦争に加え、10月7日から急に激しくなったパレスチナでの戦闘。毎日届く現地からの映像では犠牲になっている市民の表情が映し出され、目を覆いたくなります。もちろん、パレスチナの問題は今に始まったわけではありません。1948年のイスラエル建国からずっと続いていることではありますが、今年を代表する出来事となってしまったように思います。

2022年はロシアのウクライナ侵攻、円安物価高による生活上での戦い、サッカーワールドカップでの熱戦などで【戦】が選ばれたようです。2023年は生活上の戦いはさらに厳しさを増しています。3月のWBC (ワールド・ベースボール・クラシック) や、59年ぶりの関西球団同士の戦いとなったプロ野球に加え、バスケットボール、ラグビーのワールドカップでも熱戦が繰り広げられました。今年の方が【戦】を選ぶ理由としては多いように思います。はたして2年連続で同じ漢字が選ばれることはあるのでしょうか。

これまでの「今年の漢字」

気になって調べてみたところ、「今年の漢字」は1995年から始まっており、今まで2年連続同じ漢字は選ばれていないようです。

歴代の漢字は、「震・食・倒・毒・末・金・戦・帰・虎・災・愛・命・偽・変・新・暑・絆・金・輪・税・安・金・北・災・令・密・金・戦」で、2回以上選ばれたのは、「金・災・戦」でした。

面白いものとしては2003年の【虎】があります。プロ野球球団である阪神タイガースが星野仙一監督の下、18年ぶりにセ・リーグ優勝した年でした。なんとなんと、今年も阪神タイガースが18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一という年になりました。2回目の【虎】になることもあるかもしれません。私は関西出身の父親の影響で、物心ついた時から阪神ファンです。トラキチの私としては大歓迎ではあるものの、今年の漢字がアレになるのはどうかと思います。

学生服の裏ボタン

最近のテレビドラマを見ていて思い出したことがあります。学校給食をテーマにした『おいしい給食』というドラマです。市原隼人さん演じる主人公の中学生教師が、給食が大好きで、給食をおいしく食べることを生徒と競いあってしまうというストーリーです。毎回懐かしい学校給食が登場します。

Season3の今作は、1988年の北海道の中学校が舞台です。ある回で、教師が生徒の制服をチェックするシーンがありました。いわゆる違反制服のボンタン、長ランなどのチェックです。1人の生徒が学生服の裏ボタンを「恋・人・募・集・中」にしていて、「裏ボタンで恋人募集しても誰にも気づかれないぞ」のセリフで、家族が大笑いをしました。

そのとき、ふと私も裏ボタンを変えていたことを思い出しました。38年前の1985年、中学一年生だった私は、周囲が、愛羅武勇 (アイラブユー) 、夜露死苦 (よろしく) 、などにしている中、阪神ファンなので、猛虎魂にしていました。記憶があいまいなのですが、学生服のボタンは5つが標準で、漢字がないところはハートなどのマークになっていたと思います。私の裏ボタンは、阪神タイガースのロゴマークでした。

意気揚々とこのことを家族に話すと、ドラマのセリフよりも爆笑されました。若気の至りです。38年という時の長さを痛感する出来事でもありました。

来年こそは、いいかんじ

今年は学校給食などの調理会社が破産手続きをするというニュースも印象に残っています。物価高騰と人件費増、そしてコロナ後の返済猶予期間の終了にともなって経営状況が悪化したと伝えられました。今年5月にコロナが5類扱いとなり、4年ぶりに開催される催し物や、外国人観光客も大勢戻ってくれて、市況が活性化されているように感じることも増えています。

大手芸能事務所の性加害問題や、中古自動車販売会社の不正など、企業組織内で長年継続して起こっていた悪事が明るみに出て、もしかしたら今年選ばれる漢字は暗い印象の漢字になるかもしれません。

【戦】の2連覇はおそらくないのでしょうが、戦争の早期終結を願ってやみません。

そして、来年こそはいいかんじになることを願っています。
あの球団のアレの球団史上初の2連覇をひっそりと願いつつ…

皆さま、良いお年をお迎えください。

 

本ブログでご紹介した内容の詳細は、以下までお問い合わせください。
お問い合わせ:https://www.quintegral.co.jp/contact/

 

筆者紹介

山田 琢 Taku Yamada
クインテグラル株式会社

グローバルな仕事に従事しながら、国および企業文化の違いによる組織力の差に興味を持つ。それ以来、より良い組織を作るにはどうしたら良いのか、そもそも良い組織とは何かを探し求め、組織開発ファシリテーター・コンサルタント、企業内人事などに従事し、2018年より現職。人材育成の領域から、より良い組織作りに貢献することを目指している。

 


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