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オンライン研修10のヒント 【AMA 最新情報】

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クインテグラルは、世界有数の人材育成コンサルティング組織であるAMA(American Management Association)*1の日本支社として営業を開始して以来、30年近くの間、日本で唯一AMAプログラムを提供し続けております。
AMAとの長年のパートナーシップを継続している強みを活かし、今年から、AMAで配信された人材育成に関する情報を、少しずつ皆さまにお届けしていきたいと思います。
*1 AMA(American Management Association)についてはこちら
※本記事に掲載された内容は、AMAより許諾を得て一部転載しています。

 

タレントマネジメントの専門家が教える次世代リーダー育成を行う際の留意点

育成担当者にとって、組織の将来を担うリーダーを育成し、エンゲージメントを高める施策をオンラインで行うことで、プログラムへの参加意欲や効果性も低くなることに不安がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、AMA Webサイトで紹介された、次世代リーダー育成をオンラインで実施する際の留意点をご紹介します。
(以下10のヒントは、AMA Articleに掲載されたPaul Eccher氏の記事より抜粋

  1. “No one size fits all” プログラムコンテンツは、一人ひとりに合わせてカスタマイズする
  2. 求められる成果やリーダーシップとはどのようなものかについて、前もって明確な期待値を提示する
  3. プログラムの内容は明確で要点を押さえたものにする
  4. 重要な概念や理論を徹底的に説明し、それに関連したタスクを用意する
  5. インストラクションの中に関連するビジュアルや言葉を入れ、複雑なビジュアルを音声やテキストで説明するようにする
  6. ビデオ、オーディオ、などマルチメディアを効果的に使用する
  7. 学習コンテンツに密接に関連した演習やアクティビティを取り入れ、プログラム全体に横串をさす
  8. 受講者が求めるときには、上司はサポート、励まし、成長のためのフィードバックを提供できるようにする
  9. 受講者が、プログラム内容やIT技術的な問題に対し質問や懸念がある場合、誰に連絡すればよいか、連絡窓口を一元化する
  10. トレーニングプラットフォーム、学習リソース、コーチングの専門知識を提供し、次世代リーダー育成を成功に導くことができる実績のある人材育成パートナーと協働する


オンラインだからこそできること、オンラインだからこそ気を付けること

上述した10のヒントをすべてカバーするのは、予算や時間、人的リソース等によっては難しいかも知れません。また、実際に働いている国が持つ文化に応じて注意する観点が変わることも考えられます。

しかしながら、例えば上記記事にかかれていた6つ目のヒントとして提示されていた“マルチメディアを効果的に使用する“などは、オンラインでプログラムを実施できるからこそ取り入れやすい考え方かも知れません。音声、映像、文字など、複数の情報を組み合わせることによって、参加者がより良い学習経験を得ることができるようになるのではないでしょうか。さらに、従来活用されていなかった技術を取り入れる機会と捉えることもできます。反対に、9つ目のヒントとして描かれているように、システムトラブルやプログラムそのものに対する質問など、毛色の異なるお問合せが参加者に生じた場合に少しでも戸惑いを軽減させるために、窓口を一本化するなど、オンラインだからこそ注意しなくてはいけない点もあります。AMAの講師陣で行ったパネルディスカッションなどでは、カメラをオンにすべき重要性や、画面越しであっても他者に思いやりをもった言動、行動の大切さなどにも言及されていました。

今後もこのような形で、皆さまにお役立ていただける情報を発信していきたいと思います。これらの情報が、研修を設計する際に少しでもお役立ていただければ嬉しいです。

次回のAMA U.S最新情報は、3月前半にご案内する予定です。

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