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人材育成の「過去」「現在」「未来」

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50年後の人材育成はどのようになっているのでしょうか?

先日、業務に関する情報を検索していたところ「The Evolution Of Corporate Learning」というタイトルが目に飛び込んできました。人材育成に携わる方に、どうすれば価値ある情報を発信することができるのかと悩んでいたタイミングでもあり、コーポレートラーニング(企業研修)の始まりについて興味がわいてきました。

温故知新、今回は、コーポレートラーニングの歴史を紐解きながら、コーポレートラーニングの現在と未来を考えていきます。


コーポレートラーニングの歴史

コーポレートラーニングは、18世紀初頭からはじまり、働き方や社会の変化に伴い変容してきました。

当初は、工場で働く製造工への「見習い」として施される技能教育が主流でした。その後、イギリスで始まった産業革命による工場の機械化に伴い、機械工を育成するニーズが高まりました。そのため、工業学校が企業内に設置されるようになりました。さらに、第二次産業革命による「大量消費時代」を迎え、単なる技能教育から、ひとり一人の能力開発に重点が置かれるようになりました。これ以降、様々なラーニングモデルやメソッドが登場し続けています。

20世紀に入ると、今でもよく耳にする「OJT(On-the-Job Training)」や「インストラクショナルデザイン」という概念が出現。20世紀後半にはインターネットが普及し始め、CBT(Computer-Based Training)が登場し、クラスルームトレーニングとCBTを組み合わせた研修が提供されるようになりました。この頃、「eラーニング」も紹介されましたが、2004年に未来学者のJay Cross が使い始めるまでは普及しなかったようです。

 

現在のコーポレートラーニング

世界的なパンデミックによる社会の変化に伴い、この半年で「新しい生活様式」「ニューノーマル」「テレワーク」、そして人材育成の現場では「オンライン研修」「デジタルラーニング」など、2019年ではあまり聞かれなかったような言葉も続々と登場してきました。また、ZoomやMicrosoft Teams、Cisco Webexなどのオンライン会議ツールを使用する技術的、また心理的な敷居も劇的に低くなってきたのではないでしょうか。
個人の感想にはなりますが、新しい言葉やツールが、すっかり生活の一部となっています。たった6か月の間に、これだけの変化に対応できているという事実は、とてもポジティブに捉えられるべきだと思います。

 

これからの人材育成

冒頭の「50年後の人材育成」については、人工知能(AI)の進化や普及により、今よりも個々の社員が必要に応じて学習を進めるようなパーソナライズ化された人材育成へ変化することが予想されています。そして、これから世の中に出てくるような新しい技術により、昔映画で見たような世界が待っているかも知れません。

これまでのコーポレートラーニングの歴史を調べる中で、今後もテクノロジーの発達や社会の変化により、研修のあり方や育成方法も変化していくのは間違いないと感じております。

クインテグラルでは、幅広いグローバルネットワークで得た先進的な技術や未来を見据えた人材育成計画をご提案し、新しい時代を開く「これからの人材育成」を提供し続けてまいりたいと思います。

今回のブログが少しでもお役立ていただければ幸いです。
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