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宇宙開発もアジャイルが成功の秘訣 (社長ブログ)

宇宙開発もアジャイルが成功の秘訣

先日、H3ロケットの打ち上げが失敗したというニュースを目にしました。一度打ち上げを延期し、間を置かずにすぐに打ち上げるとのことだったので、問題は解決されうまく行くのだろうと思っていたので、少し驚きました。普段から宇宙開発やロケットの打ち上げについて、詳しく追っているわけではないのですが、気になったので少し調べてみました。

ロケットの打ち上げ失敗

まず、日本だけが失敗しているのかというと、そうでもないようです。2022年以降の失敗は、日本のイプシロンロケット6号機、中国の宇宙ベンチャーのLandspaceの「朱雀2号」、フランスArianespaceの「ヴェガC」2号機、米国Virgin Orbitの「ランチャーワン」6号機、そして先日の日本の「H3」ロケットなどがあります。どうやら、次世代のロケットを開発しているため、一定の割合で打ち上げの失敗も起きているようです。
参考:日経クロステック「相次ぐロケット打ち上げ失敗、次なる成功の鍵握る素早い原因究明と復帰」

アジャイルが成功の秘訣

そういう状況ならば、日本のロケットも失敗しても仕方がないと、済ませてはいけないとは思います。何事も完璧ということはないので、失敗を次に生かせば良いと思います。ただ、宇宙飛行士の野口聡一氏が、気になることを言っています。

「SpaceXが、『変革が速いアジャイルな組織』かつ『考え方がフレキシブル』で、『ドラスティックな変化をいとわない』企業体質であること。『他が報告書を書いている間に改良試験を終え、次を打ち上げる』くらいのスピード感がある」
参考:UchuBiz「SpaceX凄い」と連呼する理由–「他が報告書を書いている間に次を打ち上げる」

これには衝撃を受けました。ロケット開発というと多くの人や組織が関わり、時間をかけて慎重に開発を進めるというイメージを勝手に持っていました。SpaceXは、アジャイルな手法でそれを行い、ものすごいスピードで改善のサイクルを回しています。

宇宙開発をアジャイルで行うというのには驚きました。確かに、今まで作ったことがないものを作る場合、経験がないためある程度の失敗を織り込んだ上で、改善サイクルをどんどん回した方が、早く完成に近付くことができるというのには合点が行きます。実際、SpaceXは、民間企業で初めて有人宇宙飛行に成功しています。

変化に迅速に対応し改善を続けるというのは、宇宙開発に限らず、仕事や趣味などにも共通するポイントです。私自身も特にスピード、変化を意識して取り組みます。

 

本ブログでご紹介した内容の詳細は、以下までお問い合わせください。
お問い合わせ:https://www.quintegral.co.jp/contact/

 

筆者紹介

大谷 有三(Yuzo Otani)
クインテグラル株式会社 代表取締役

2009年、IT・ビジネス分野の人材育成を専業とするグローバルナレッジネットワーク社(現 トレノケート)に営業として入社。日本及びアジア地域の営業、事業開発にかかわる。
2021年、トレノケートグループのクインテグラル株式会社 取締役就任。日本及びアジア地域の事業統括、開発に幅広く取り組んでいる。

 


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