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文化的な違いを知り、成果につなげるための8つのスキル【AMA U.S. 最新情報】

文化的な違いを知り、成果につなげるための8つのスキル

クインテグラルは、世界有数の人材育成コンサルティング組織であるAMA(American Management Association)の日本支社として営業を開始して以来、ASEANおよび日本で唯一AMAプログラムを提供しております。AMAとのパートナーシップを活かし、AMAで配信された人材育成に関する最新情報を、皆さまにお届けしていきます。
※本記事に掲載された内容は、AMAより許諾を得て一部転載しています。

 皆さんは、Cultural Competency (異文化対応力) という言葉は聞いたことがあるでしょうか。考え方や慣習、価値観、行動などの文化的な違いを認識し、効果的かつ適切に対応する能力です。
 日本の労働市場においても、さまざまな国籍、民族、人種、性別、世代の人々が一緒に働くケースが増えてきました。異文化対応力を身に付けると、異なる文化の人々の考え方や行動に敏感になり、それを尊重します。そして、必要に応じてコミュニケーションや行動のスタイルを調整し、パフォーマンスや結果を向上させることができます。

 今回は、異文化対応力を向上させるために強化すべき8つのスキルをご紹介します。
(以下、AMA Articleに掲載された記事より抜粋)

自己認識 (Self-Knowledge)

 誰もが自分の経歴、経験、嗜好に基づいたバイアスを持っています。そのようなバイアスを持っているかといって、あなたが悪人であるわけではありませんし、偏屈者であるわけでもありません。重要なことは、異なる民族、人種、その他の文化的集団に対する自分自身の根深い感情や反応を特定し、認識することです。そして、その感情が自分の考えや行動にどのような影響を与えるかを理解します。自分のバイアスに左右されずに、異なる文化的集団の従業員を育成するには、自己認識が非常に重要です。

自己制御 (Self-Regulation)

 自分のバイアスに気づくだけでは十分ではありません。バイアスが引き金となる感情や感覚をコントロールできるようにならなければなりません。自己制御とは、異なる人種、民族、性別、宗教、年齢層の従業員に対して、アンコンシャスバイアス (無意識の偏見) やそれに付随するネガティブなステレオタイプに基づいた反応をするのではなく、意識的に対応方法を選択できることを指します。

対人感受性 (Interpersonal Sensitivity)

 誰もが一人の人間であり、一個人として尊重されるべきです。それは、どこに属しているかは関係ありません。対人感受性とは、個々の従業員の能力、状態、特徴を言語 (バーバル)・非言語 (ノンバーバル) なサインから正確に判断し、必要に応じて自分の行動を合わせることができる能力です。

文化的感受性 (Cultural Sensitivity)

 誰もが人格をもった一人の人間として見られるべきですが、より大きな集団の絆の影響も認め、よく知ることが重要です。文化的感受性とは、異なる人種、国、宗教、言語、または文化的な伝統を持つ他者の感情に適切に対応する能力です。これは、文化の盗用 (cultural appropriation)を避けるための配慮も含まれます。支配的な文化圏の人が、歴史的に疎外されたり抑圧されたりしてきた自分とは異なる文化の服装、作法、スラングなどを取り入れると、いまだに存在する力の不均衡を強め、価値的な文化交流を邪魔することもあります。

共感 (Empathy)

 文化的、個人的な違いはあっても、私たちは皆、同じ感情を持った人間です。職場において共感力のあるリーダーは、従業員一人ひとりの気持ちを人間的なレベルで敏感に察知します。また、自分とは異なる立場や状況であっても、相手の立場に立って考えることができることも、共感力の重要な要素です。

柔軟性 (Flexibility)

 柔軟性とは、会社の状況や期待の変化に臨機応変に対応することだけではありません。ダイバーシティ&インクルージョン (D&I) の観点からも、すべての従業員が持っている視点を受け入れ、自分とは異なる意見を共有することを奨励し、他者の意見やアイデアを尊重する柔軟性を意味します。

好奇心 (Curiosity)

 好奇心が旺盛であることは、多様な従業員間の溝を埋め、絆を築くための素晴らしい資質です。好奇心とは、単に異文化について学ぼうとすることではありません。好奇心旺盛なリーダーは職場で多様な人々と交流する機会を求め、彼らの文化やその特質を発見することに、純粋に敬意をもって関心を示します。

曖昧さへの寛容 (Tolerance for Ambiguity)

 それは、慣れない国で苦労している外国人に似ています。多文化な社員を抱えている場合、不確実性、予測不可能性、誤解、緊張はつきものです。曖昧さへの健全な耐性があれば、すべてを冷静に、かつ自信を持って対応できます。さらに、文化的な衝突の背後にあるダイナミクスを理解すれば、意見を交換し、解決に導くための建設的なプロセスとしてコンフリクトを活用します。

 これらの8つのスキルを常に念頭に置き、可能な限り実践することが、文化的な能力と感受性を高める第一歩です。その結果、より生産的で幸せな職場が実現します。

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