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成長の勝ちパターン:人間+AI=感情的知性を持ったシミュレーション

The Winning Formula: Human + AI = Emotionally Intelligent Simulations

成長の勝ちパターン:人間+AI=感情的知性を持ったシミュレーション

 クインテグラル社は、米国シリコンバレー発のベンチャー、Mursion社が開発提供するVirtual Immersive Learning® (※)のアバターロールプレイを提供しています。下記のイメージのように、CGで作られた仮想空間の中でさまざまなシナリオに沿ってアバター相手にロールプレイを行います。アバターの表情や声のトーンは、AIにより制御されており、実際の人間の反応に近いリアルなものになっています。アバターは、AIではなく特別なトレーニングを受けたシミュレーション・スペシャリスト (SIMスペシャリスト) が操作します。

※ Virtual Immersive Learning®: バーチャルイマーシブラーニング、 仮想没入型学習
VR (Virtual Reality、仮想現実) やAR (Augmented Reality、拡張現実)、 360°動画などを用い、バーチャル空間のなかで実際に体験しているかのような没入感を味わいながら行う学習のこと。一般的に、 視覚・聴覚などの複数の感覚器官を使うため、記憶に残りやすく、理解が促進されるなどの効果があるといわれる。

<イメージ図>
アバターイメージ図

なぜアバターなのか?
 私も実際に何度かこのロールプレイを体験しました。最初は、「裏には人間がいて操作しているならば、アバターじゃなくても良いのでは?」、「会話もAIで制御されてるなら、画期的で面白いのに・・・」と、懐疑的でした。

 生身の人間と直接ロールプレイを行う場合、多くのケースでは、上司や同僚を相手にすることが多いはずです。私自身の経験を振り返ってみると、相手役も自分もその役になり切ろうとするのですが、どうしても普段の役割が垣間見え、照れくさく、ぎこちなくなってしまいました。その点、アバターは架空の人物のため、日常では一切関りがありません。そのため、習得したいスキル、練習したい会話のトレーニングにのみ集中できます。例えば、部下との難しい会話、フィードバック、クレーム対応、難しい商談などは、緊張やストレスを伴います。このような場面にこそ、没入し試したい行動やスキルに集中できるメリットは大きいはずです。

 会話自体をAIではなく、人間が行うメリットは、実際の会話の場面に近いシーンを再現できることです。受講者の問いかけに対して、マニュアルに沿って反応するのではなく、その場その場で臨機応変に対応するため、シミュレーション自体もある意味予測不能で現実に近いものとなります。AIを相手にリアルな会話の練習ができると、それはそれでエキサイティングですが、まだもう少し時間が掛かるものと思います。普段自宅で愛用しているAlexaに、「面談の練習相手になって」とお願いしてみましたが、「ちょっと良くわかりません」と返されてしまいました。

人の成長モデル
 人材育成の世界では、70:20:10の法則 (ロミンガーの法則) をよく耳にします。仕事において、人の成長は、7割が実際の仕事・経験から、2割は上司や周囲からのアドバイス・フィードバックから、残りの1割が研修や読書などの自己啓発といわれています。アバターロールプレイでは、この7割の部分の実践を現実により近い環境で試すことができるツールです。知識のインプットだけでは、なかなかスキルは身に付きません。アバターロールプレイで事前に試すことで、「このような場面でこのような使い方をすると良い、悪い」などが分かり、本番環境で使うハードルが下がります。さらに、あくまで練習の場なので安心して失敗できます。うまくできなかったら、上司や同僚にどう思われるかなどと気にする必要がなく、心理的に安全な環境で心置きなく演習できます。

どのような場面に適しているのか?
 アバターロールプレイは、生身の人間を相手に練習することは難しいが、うまく対処できるようになる必要があるものに適しています。例えば、部下との評価面談、1on1でうまく本心を引き出すための傾聴、クレーム対応、コンフリクト・マネジメントなどです。対象者は、マネージャーやマネージャー候補の方、組織をより円滑に運営し成長させるために周囲と効果的に関わることが求められる人たちです。もちろん、他の役職の方のコミュニケーションの訓練などにも十分に効果的です。また、米国では、中学や高校、大学の教員の生徒との接し方、クラスルーム・マネジメントの訓練にも幅広く導入されているようです。

効率的な人材育成で組織力を強化
 アバターロールプレイをうまく活用することで、効率良く人材育成することが可能になります。結果として、これは組織力の強化につながります。対象となるスキルや行動変容について、まず研修やeラーニング、書籍などでインプットを行い、実際の環境で試す前に仮想環境で試してフィードバックを得ます。録画したロールプレイを同僚や上司と見て振り返り、「あそこは良かった、そこはこうすればもっと良いよね」という議論を重ねます。これらを繰り返すことで、確実に今までうまくできなかったことが上達し、組織として皆で協力して成長するという文化の醸成にもつながります。

<アバターロールプレイ関連資料>
アバターロールプレイの紹介 (資料ダウンロード:PDF)
アバターロールプレイ活用例 (資料ダウンロード:PDF)

サンプル動画: Avatar Roleplay (by Mursion)

 

本ブログでご紹介した内容の詳細は、以下までお問い合わせください。
Tel: 03-3347-9740
お問い合わせ:https://www.quintegral.co.jp/contact/

筆者紹介

未来への道標 A guide to future

大谷 有三(オオタニ ユウゾウ)
クインテグラル株式会社 代表取締役

2009年、IT・ビジネス分野の人材育成を専業とするグローバルナレッジネットワーク社(現 トレノケート)に営業として入社。日本及びアジア地域の営業、事業開発にかかわる。
2021年、トレノケートグループのクインテグラル株式会社 取締役就任。日本及びアジア地域の事業統括、開発に幅広く取り組んでいる。


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AMAは、1923年にニューヨークで設立されたマネジメント研修の分野で世界を代表する国際教育研修機関です。世界において10万人以上の個人クライ アントと約1万社もの法人クライアントから高い評価を受けています。 グローバルナレッジマネジメントセンターは、2012年2月より、AMA (American Management Association)のサービスを国内で唯一提供する会社として設立され、2017年10月、アジアへのAMAサービス展開 に合わせ、社名をクインテグラル株式会社に変更いたしました。


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